国の方針は、誰が書くのか——2001年に「経済財政諮問会議」と「骨太の方針」が生まれた理由
経済財政諮問会議と『骨太の方針』は、なぜ2001年に生まれたのか。1997年の行政改革会議から内閣府設置法、2009〜2012年の不開催と2013年の再開までを一次資料で辿り、この仕組みを評価する論と批判する論が、それぞれ何を物差しにしているのかを整理する。総合評価はしない。
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経済財政諮問会議と『骨太の方針』は、なぜ2001年に生まれたのか。1997年の行政改革会議から内閣府設置法、2009〜2012年の不開催と2013年の再開までを一次資料で辿り、この仕組みを評価する論と批判する論が、それぞれ何を物差しにしているのかを整理する。総合評価はしない。
民主主義の語源はギリシア語の demokratia。だがプラトンやアリストテレスの政体論では劣位に置かれ、18世紀のアメリカ建国者も democracy と republic を区別したとされる。評価がいつ反転し、誰もが名乗る語になったのかを一次資料で追う。是非は論じない。
資本主義・社会主義・民主主義・自由主義・保守主義は、同じ一本の対立軸の上に並ぶ言葉なのか。これらは少なくとも四つの別々の問いに答えている、という整理を、出典と留保を添えて地図にします。四つとは、生産と所有、決定の手続き、個人の領域、変化の速度です。どの体制がよいかは扱いません。
社会主義と共産主義の違いは「共産主義は社会主義の発展形」と説明されることが多い。だがこの名づけはマルクスの文章にはなく、1917年のレーニンによるものだとされる。1848年のエンゲルスから1920年の組織的分裂まで、二つの語がどの文書で分かれたのかを留保付きで辿る。
社会契約論は、統治の正統性の根拠を神や伝統ではなく人々の同意に求める発想を定着させたとされる。ホッブズ・ロック・ルソーの違いを自然状態・契約の目的・主権の所在・抵抗権の4軸で整理し、契約を歴史的事実ではなく正当化の装置として読む見方と、その批判までを留保付きで扱う。